■一般的に、「日本最古のお金」は、
708年(和銅元年)に作られた
「和同開珎(わどうかいちん)」といわれています。
和同開珎は、中国の「開元通宝」という貨幣を
モデルにしています。
■和同開珎は、710年に新しく都となった平城京造営の際
の労賃や資材購入などの支払いのために発行されたと考え
られています。
■しかし、さらに前の7世紀後半に作られた
「富本銭(ふほんせん)」が、
奈良県明日香村や平城京跡だけでなく、
長野県などでも発掘されています。
「富本銭」については、「広く流通した貨幣ではないか」
という説があります。
そのため「富本銭」が最古のお金の可能性があります。