■「私募」 - ■マネースクール・ザイオン■お金について学べて、スマートに得できる！

私募は、英語で、プライベート・プレイスメントといいま

す。

私募とは、有価証券を発行して資金調達をしたり、投資信

託を新規に発行する際に、特定の投資家に対して、募集を

することです。

具体的には、株式や債券などの有価証券を発行して、出資

を募ったり、投資信託証券を新規に発行して、投資資金を

募る際に、特定の投資家から資金を集めることを、私募と

言います。

私募発行には、５０名未満の投資家を対象とする、「少人

数募集」と、機関投資家や金融機関を対象とする、「的確

投資家募集」があります。

私的に募集をするわけですから、公募に比べて、発行時や

運用中のディスクロージャーに関する規制が、緩和されて

います。

そのため、運用が比較的自由で、デリバティブ・金融派生

商品などを活用するなど、積極的な投資による運用が行わ

れていることが多いようです。

また、手続きが簡単で、開示資料の作成コストが少ないで

す。

コストの負担が軽いことは、運用成果にもプラスに反映す

るので、その分、利益を押し上げることにもなります。

ただし、１投資家あたりの出資金額が高額であることが多

く、解約について厳しい規約があるケースもあり、流動性

が低い点が、デメリットといえます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記は、マネースクール・ザイオンのマネースクール講座「ファイナンスコース」のオリジナルテキストからの抜粋になります。