ホールセールは、英語で、ホールセール・ファイナンスと
いいます。
ホールセールは、証券会社や銀行の業務の中で、大企業や
機関投資家、公共機関などの顧客を対象とした大口の業務
のことです。
金融機関によって、資金調達や運用、株式・債券・保険・
保証の引き受け、M&Aや企業再生のアドバイザリー、海
外進出の支援など、その対象業務は異なります。
通常は、案件ごとに独自の提案を行い、顧客ニーズに合致
した商品やサービスを提供します。
競合他社との激しい競争によって、利益が減少したり、消
耗戦になる場合もあります。
象にした大口顧客向けの金融サービスのことです。
取引金額が巨額になることが特徴で、ホールセールと個人
向けのリテールでは、取引金額の規模が大きく異なりま
す。
ホールセール営業では、銀行は効率良く収益を上げること
が可能になります。
1回の取引額が大きいため、金利や手数料が多額になるか
らです。
また、企業向けの融資なら財務諸表で経営状況を把握でき
るため、返済能力を査定する特別なノウハウが必要ない点
も効率的です。
さらに大企業などでは、子会社や関連会社も含めて大勢の
従業員を抱えているため、給与振り込み等の手数料も多額
に得られます。
しかし、取引額が大きいと、返済が滞った場合の不良債権
も莫大な金額になってしまいます。
そのため、バブル崩壊後は、銀行はこれまで以上にリテー
ル営業にも力を注ぐようになっています。
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上記は、マネースクール・ザイオンのマネースクール講座「ファイナンスコース」のオリジナルテキストからの抜粋になります。
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