資産負債管理は、英語で、アセット・アンド・ライアビリ
ティ・マネジメントといいます。
資産負債管理は、英語で略して、ALMとも呼ばれます。
資産負債管理とは、金融機関が多様なリスクを想定して、
資産や負債を総合的に管理することです。
リスクをコントロールし、リスク発生時にも損失を最小限
に抑え、収益の極大化を目指します。
すなわち、金融機関がリスクを抑えつつ、最大の収益を得
ることを目的とするリスク管理の手法です。
近年における金融機関の業務は、金利の自由化やグローバ
ル金融の影響で、より経営上のリスクが高まっています。
れないリスクです。
想定されるリスクをすべて考慮して、資産や負債を一元的
に管理し、損失額をなるべく小さくする一方で、収益はで
きるだけ大きく確保します。
そういった総合的なリスクコントロールの手法が、ALMで
す。
金融機関の経営面においてリスクコントロールが必要なの
は、自己資本比率を一定水準以上に保つためです。
ALMが70年代後半に米国で導入された当初は、金利変動
リスクに備えるため、資産と負債を残存期間別に分析した
ものでした。
近年では、ALMの手法がより高度になり、あらゆるリスク
を測定し、全体のリスク量を対象にするようになりまし
た。
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上記は、マネースクール・ザイオンのマネースクール講座「ファイナンスコース」のオリジナルテキストからの抜粋になります。
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