2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
■幕末に、日本は米国などの5カ国と通商条約を締結し、 海外との本格的な貿易が開始されました。 ■当初、日本国内で金が銀と比べて割安となっていたため に、金貨が海外へ流出しました。 ■幕末の政治の混乱が内戦を招く中で、財政支出に充てる ために貨幣の…
■「世界最古の貨幣(金属貨幣)」は、 紀元前670年頃に、アナトリア半島 (現在のトルコの一部)のリュディアで発明された 「エレクトロン貨」です。 ■「世界最古の紙幣」は、 中国の北宋時代(960年~1127年頃)に作られた 「交子(こうし)」といわれていま…
■江戸幕府は、中世から使用されていた「銭貨」を、 「寛永通宝に統一」しました。 徳川家康は、政治において天下統一を成し遂げただけでな く、経済においても「貨幣統一」を実現しました。 ■江戸時代においては、各藩が幕府の貨幣や米など 価値のあるものと…
■天下統一を果たした徳川家康は、 全国の金銀鉱山を直轄化すると同時に、 貨幣を作る技術を管理し、金貨・銀貨の製造体制を整備し ました。 ■そして、国家として約650年ぶりに、 「大きさ・重さ・品位(金銀の含有率)などを統一した」 金貨と銀貨を発行…
■10世紀半ば以降は、銭貨は発行されなくなり、それま でもお金として使われてきた米、絹や麻の布などがその役 割を果たしました。 ■12世紀半ば頃からは、 中国の銭貨である「渡来銭(とらいせん)」が日本に流入 し、13世紀以降、商品経済の発展とともに人…
■一般的に、「日本最古のお金」は、 708年(和銅元年)に作られた 「和同開珎(わどうかいちん)」といわれています。 和同開珎は、中国の「開元通宝」という貨幣を モデルにしています。 ■和同開珎は、710年に新しく都となった平城京造営の際 の労賃や資材…
■「新貨幣論」では、 昔に「物々交換」や「物品交換」が行われていたという 「確実な形跡はない」という事を前提にしています。 その上で、一定の債権・債務の仕組みは、 貨幣制度が開始する前から存在していて、 より広範囲に交易を発展させるために、 貨幣…
■「新貨幣論」は、 ●21世紀以降に、経済学者たちの間で支持され始めた 新説です。 ●新貨幣論は、貨幣制度が導入される前から、 「人々の取引は債権(請求)と債務(支払い)から成り立 っていた」とする新説です。 ●この「新貨幣論」に関する代表的な参考文…
■査定、買取してもらう方法。 ●金券ショップや古銭買取店などの「専門店」で買取依頼 買取実績の多い専門店で適切な価格で買い取ってもらう。 ●ネットオークション 高い価格はつきにくく、売れづらい。 ●金融機関で換金 紙幣や貨幣の状態が悪く、買取査定額…
■10円玉と100円玉は、 発行枚数が安定しているため、プレミアがつきにくい。 ■5円玉と50円玉は、 もともと発行枚数が少ないうえ、穴が開いているため、 模様のズレなどがある「エラー硬貨」が稀に発生すると言 われています。 ■特に昭和62年の50…
■「紙幣」は、 貨幣と異なり、発行年の表示がなく、 「連番の記番号」で管理されています。 ■そのため、「記番号が特徴的」だと, 「付加価値・プレミア」がつきやすくなります。 ■実例 ①一番 A000001Aなど、数字部分が1番 ②ゾロ目 111111など ③キリ番 100000…
■記念硬貨とは、 オリンピックなどの「大きなイベント」や、 皇室に関わる「慶事」があると発行される「貨幣」です。 ■日本国内では、184種類 (平成31年銘申込み終了分までの合計) の「記念硬貨」が発行されています。 ■記念硬貨は、 世間の関心の強…
■お金は、一般的に、その時の「流通量」や「経済状況」 に合わせて、「発行枚数」が決定されます。 ■そのため、発行年ごとに、希少価値が変化してきます。 特に発行年が記されている貨幣にとっては、 「発行枚数が少ない」ということは、 大きなポイントにな…
■お金は、その時代に合わせて、 何度もデザインなどをリニューアルしています。 100円紙幣や500円紙幣などのように、リニューアルされ ていくうちに発行されなくなったお金もあります。 ■しかし、夏目漱石の1000円札などのように、 古いお金でも比較的新しい…
■紙幣には、「記番号」といわれる通し番号が付いています。 ■「記番号」は、 紙幣の左上、額面の下あたりにあります。 「アルファベットと数字の組み合わせの文字列」が印字されています。 ■「アルファベット」と「数字の配列」、「印刷色」の組み合わせで そ…
■エラーコイン/エラー紙幣 ■お金には、その製造過程において、 「エラー(失敗)」が発生することが稀にあります。 硬貨の穴の位置がずれていたり、印刷にズレが生じた り、形が揃わないなどのケースなどが挙げられます。 正常なお金ではないため、検品時に…
■お金そのものの価値が上がるのには、 そのお金が「コレクターが欲しくなる」 「歴史的にみて希少価値のあるもの」 といった共通点があります。 ■一般的には次のような特徴があると、 お金の価値が上がりやすいと考えられています。 ・エラー紙幣/エラーコ…
■「お金」は、色々な場面で利用され、 その呼び方や定義も多様です。 ■「現金」「金銭」「お札」「紙幣」 「日本銀行券」「貨幣」「硬貨」「コイン」など 様々な用語が使われています。 ■実は、日常用語に止まらず、 法律においても色々な言葉が混在している…
■日本銀行の「鑑査」によって選定された、 本物で、再度の流通に適していると判断された 銀行券は、再び金融機関に支払われていきます。
■銀行券が、金融機関を通じて、 日本銀行の本支店に戻ってきて、 「還収」されます。 ■その後、日本銀行は、 受け入れた銀行券の枚数を確認し、 偽造・変造された銀行券がないか、 厳重に真偽鑑定を行っています。 ■また、損傷や汚染の度合いから、 再度の流…
■「銀行券」は、 金融機関から預金を引き出した人々や企業によって、 「商品やサービスの購入」などに利用されます。 ■また、銀行券の一部は、金融機関に持ち込まれ、 「預金」として預けられます。 ■「金融機関」は、 利用者への支払いに当面必要としない銀…
:■今後は仮想通貨もさらに普及して、 通貨の数は増加していくと予測できます。 ■国を問わず、どの通貨を使って経済活動を行うのかを、 一人ひとりが自分で選択できる時代が近づいてきていま す。
■世界では今、「約180の通貨」が流通しています。 公式通貨として使われているお金だけではなく、 その地域で使用される実質的通貨が存在しています。 ■また、通貨は経済・社会情勢などにより、 刻一刻と変化して、常に増減しています。
■プリペイドカードや電子マネーの普及に加え、 貨幣の耐用年数が伸びたために、造幣局の貨幣の新規発行 数は少なくなっています。 そこで、総鋳造数の安定化を図るために、貨幣の製造を手 掛けるようになりました。
■「造幣局」は、外国の貨幣の製造も行なっています。 アラブ首長国連邦の「紙幣印刷所公式開所」記念50ディル ハム銀貨幣や、バングラデシュの2タカ一般流通貨幣(日 本円で約3円)などがあげられます。 その数は、平成19年以降で10か国14種類にも上ります。
■「造幣局」は、日本の「貨幣」を製造する機関です。 日本では独自の鋳造技術により、 世界でも群を抜いて、偽造が困難な貨幣が流通していま す。
■貨幣や紙幣の偽造や加工は、違法です。 ■「貨幣損傷等取締法」という法律で、 貨幣を故意に損傷したり鋳つぶしたりしてはならない旨が 規定されています。 このように貨幣を破損することは、 その目的に拘わらず全般的に禁じられています。
■お金の偽造が違法であるのは、周知の事実です。 遊びで、貨幣を加工することもいけません。 流通させることが目的でなくても、 加工すること自体が違法なのです。 ■この根底には、戦後直後の日本経済の状況があります。 お金を、お金として使用するよりも、…
■平成元年に「消費税」が導入されました。 そこで、3%の消費税分を支払うために、 「1円硬貨」が大量に必要になりました。 ■そのため1円硬貨は、 平成元年には約24億枚、2年には28億枚、 3年には23億枚も発行されています。 ■それに対して、近年の1円硬…
■お金の耐用年数(平均寿命)は、 ・1万円券が、4~5年程度 ・5千円券&千円券が、1~2年程度 ・貨幣が、30年前後 ■紙幣は、おつりや普段使われるお金として 世の中に出回っており、1万円券よりも5千円券や 千円券の方が、寿命は圧倒的に短くなり…